会長挨拶

日本鋳金家協会会長 西 大由

 私たちは鋳金という為業を業とする仲間の集いであります。私たちは先人から受けた物心両面に亙る文化的遺産を正しく継承し、それを現代に生かし、次の時代に残して行かねばなりません。
 額に汗し、自らの手で鋳物土をこね、金属を溶解し、仕上げをする。
 この中からこそ真実のもの、美しい物が生まれてくると思います。それは隠しようもない自分自身だと思ふのです。 
 人それぞれ異なる顔を持つように作品も又個々の姿があります。良いとか悪いとかは神様の決めることです、作品をみて下さる人と作る者の心が何処かで合致することがあれば、それこそが一番嬉しいことではないでせうか。
 私たちはこの邂逅を求めて今日も又鋳金の路を進みたいと思います。